インプラント治療(那覇市 50代女性)
最初は娘様が審美歯科治療を当院で行いました。完成度にとてもご満足いただけたことから、その後お母様をご紹介いただきました。
検査を行うと、抜歯が必要な箇所がありました(また抜歯が必要な歯の反対側に神経のない歯がいくつかありましたが、このときは手をつけず、様子を見ることにしました。)ので、抜歯を行い、インプラントを埋入しました。
それから2年後、神経を除去した歯周囲の炎症が確認されました。これらの炎症は一時的に抗生物質で抑えることはできますが、根本的な治療(戦略的な抜歯)をしないと歯を支える骨が破壊されてしまいます。骨のコンディションが良いうちにインプラントを埋入することで、その後のインプラントの寿命も大きく変わります。
患者様は、一昨年に埋入したインプラントがとても快適だった(噛める・違和感がない・不快感もない)ということで、今回の治療も迷わずインプラントを選択され、現在治療中です。
神経を除去してしまうと、歯に栄養が行き渡らなくなり、結果歯を失ってしまう原因となってしまいます。神経を除去すると痛みから解放されると思われますが、歯の周囲にある歯茎や骨には神経があります。これらの神経に感染・炎症が起こると当然痛みも出てしまいます。
神経を失わない(健康な歯を失わない)ためにも、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けましょう。また既に神経がない方も定期的な検査をおススメします。