インプラント治療(那覇市 40代女性)
長い間、下顎の歯が2本なかったため、来院した頃には『抜けた歯と咬み合っていた歯が、抜けた歯のスペースまで伸びている状態』でした。
下顎に歯を入れるのに加え、上の歯との噛み合わせをしっかり整える必要がありました。
長年歯がありませんでしたので、顎の骨が痩せており、骨密度も良くありませんでした。
(※骨密度のレベルはD1〜D4までに分類され、D1は最も状態が良いことを表す数値です。この方はD3でした。)
一般的にはインプラントを埋入すると、3〜4ヶ月で歯が入りますが、骨の状態を考慮し、まずはしっかり骨を作ることにしました。
骨を作り、できた骨に対し更に骨を作るという方法によって、3〜4ヶ月後には厚さ7ミリの骨が完成しました。
通常のインプラントでは、短くても8ミリからしかありません。しかしbiconというショートインプラントでは5ミリからありますので、素材はbiconを選択しました。
(biconは安定感に優れた、歴史あるインプラントです。)
患者様は「骨の状態が良くないのでインプラントは難しいのでは?」と思われておりましたが、精度の高いインプラント治療が実現できました。
現在はしっかり食事も行え、噛み合わせも整ったことで、とてもお喜びいただいております。